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麻、ヘンプ、リネン、ラミーの違いとは? 夏を快適に、ショッピングを楽しく♪ [ショッピング]

暑い日が続くと綿よりも麻を使ったものが気になります。


夏にはやっぱり麻!



でも、なんか似たような名称があってややこしいですよね。

綿=コットンとか分かりやすいのですが、「麻」ってどうして分かりにくいんでしょうか?



似たようなものだし、涼しければオッケー ^^

でも、昨今流行りの偽装じゃないですよね。。。

騙されてないですよね。。。



なんで同じような違うようなよく分からない表示になるんでしょう?

気になったので調べてみました!




何でもそうですが、何となく知っているのと言葉と実感を組み合わせて知るのでは雲泥の差があります。

職人の世界になればなるほど、細かい違いが気になります。

ただ、一般人としてはちょっと知ってちょっと普段よりも快適な生活ができればグー♪




実際のところ、違いって何なんでしょうか?



麻、ヘンプ、リネンの違いとは?




時間の無い人向けに先に結論を書きます(笑)


現在、商品表示として麻となっているものはA4一枚どころか、3行にまとめるとこんな感じです。


消費者庁による「家庭用品品質表示法」で規定されているものが「麻」となります。 その中では2種類のみ、亜麻と苧麻から出来ているリネンとラミーです。 ヘンプは本来の麻ですが「麻」の対象外です。




もっと詳しく知りたい方、ファッションに興味のある方、クイズ王になりたい方、ショップの店員よりも知識を豊富にしたい方そしてお時間のある方は読み進めてください、結構調べました(笑)

分かったようで分からなくなりそうな訳ワカメに陥りそうでした。。。




そのややこしさの正体とは?



商品のタグに表記されているものは消費者庁の規定によります。

家庭用品品質表示法で規定されているものです。




衣料用繊維の種類

繊維は、天然繊維と化学繊維に大別されます。

天然繊維には植物繊維、動物繊維があります。

特殊なものに鉱物繊維というものもあります。



植物繊維には、綿などの種子毛繊維、麻などの靭皮(じんぴ)繊維

獣毛繊維は、獣毛繊維のウール、繭繊維のシルク、羽毛繊維のダウンがあります。



植物繊維の麻を原料とする繊維には靭皮繊維の他に、葉脈繊維もあります。

衣料として使われるのは、靭皮繊維の方で、葉脈繊維はロープなどに使われます。

植物の茎からとる繊維のことを靭皮繊維といいます。

葉脈繊維は植物の葉からとる繊維です。



今回の麻系の違いに出てくるものは、靭皮(じんぴ)繊維となる「麻」に分類されるものです。

植物としての麻は10種以上あります。

その中の一部の麻が靭皮繊維として衣料用に使われています。



消費者庁の表示として有効な「麻」は2種類のみ

植物の分類上としてのアマ科の亜麻(あま、リネン)やイラクサ科の苧麻(ちょま : カラムシ、ラミー)がその中に入ります。

昔からあるアサ科アサ属の麻はこれに含まれていません。


本来の麻が消費者庁が規定する「麻」には含まれていないということです。

これが混乱の原因?





さて、お店で売られている製品表示についてです。



例えば、綿製品だったら綿から作られれいるから「綿」、「コットン」、「COTTON」と表示されます。

これは簡単ですね。


それが家庭用品品質表示法繊維製品品質表示規程に載っています。




で、「指定用語」というものがあって、この繊維を使っていれば言葉を使いなさいというのがあります。


それが第六条です。

そして別表に具体的なものが来ます。

やっと、ですね(笑)



そこに繊維と指定用語(表示名)が表になっています。

綿は綿で、先ほどと同様「綿」、「コットン」、「COTTON」です。



毛の場合、色々ありますよね。

基本的には「毛」と表示できます。

あとは、その動物の種類によって「アンゴラ」、「カシミヤ」、「モヘヤ」、「らくだ」、「アルパカ」となります。

「らくだ」は「キャメル」の表示も可能です。

上記以外の毛は、その他のものとなり、「毛」と表示されます。



あ、最もポピュラーなものがありますね、羊毛です。

こちらは、「毛」、「羊毛」、「ウール」、「WOOL」が可能です。

綿と似たような位置付けですね。



綿、毛の次は、製品。

これは、「絹」、「シルク」、「SILK」となっています。


あと繊維製品で有名なのは羽毛布団があります。

羽毛は2種類に分かれ、ダウンとその他の羽毛。

ダウンは「ダウン」。

その他の羽毛は「フェザー」か「その他の羽毛」になります。




お待たせしました!


やっと麻関係の製品の表示です!



繊維として麻(亜麻及び苧麻に限る。) となっています。

そして表示名は「麻」。

この「に限る」というのが気になるところですが。。。



亜麻及び苧麻って何?



亜麻とはアマ科の一年草で滑胡麻(ヌメゴマ)とも呼ばれます。

亜麻仁油(アマニ油)は亜麻の種子から作られます。



亜麻油じゃないの?

には、果実の核で種子の意味があります。

だから亜麻+仁で亜麻仁なんですね。



亜麻の茎から作られる製品が麻に分類され、フレンチリネンという言葉がありますが、フランスで栽培される亜麻から出来たものです。

リネンサプライのリネンでもあります。


ということで、亜麻からできたリネンが「麻」表示に分類されるものの一つであると分かりました。




もう一方の苧麻とは?

これはカラムシと呼ばれるものです。

一回で文字変換が出来ないかもしれません。。。

苧麻は「ちょま」ですが、真麻(まお)とも呼ばれ、苧麻と書いて「まお」ともされます。



で、このカラムシつまり苧麻は現在虫が付く雑草とし扱われています。

昔は茎から繊維が作られたのですが。。。

カラムシ、「絡む」+「虫」なんでしょうか?

亜麻とだいぶ違うんですね。。。



それでラミー(Ramie)というのはこの苧麻に含まれるもののようです。

だからラミーは麻の繊維製品ですね。



ということで以上、消費者庁の規定の用語の繊維としての「麻」である亜麻(リネン)と苧麻(ラミー)でした。




えっ、これでおしまい?

では、ヘンプは?


ヘンプに行く前に、麻繊維として靭皮繊維と葉脈繊維があると言いました。

「麻」として規定される衣料用繊維のリネンとラミーの亜麻と苧麻。


その他に、黄麻(こうま)、洋麻(ようま)があります。

黄麻はジュート、洋麻はケフナとなります。



ジュートって昔社会科の授業で習った記憶があります。

アオイ目アオイ科に属する植物です。


ジュートはインド麻とも言われ、インドやバングラデシュで生産されています。

ジュート製の袋は農作物を入れる麻袋で南京袋とも呼ばれます。


バングラデシュ製の衣料品、最近見かけますよね。

こういう繊維産業が背景にあったことも理由かもしれません。




ケナフもジュートと同じアオイ目アオイ科。

ナプキンが紙パルプだと思ったらケナフから作られていますとか見たことがあるかも知れません。



最後にヘンプ

ヘンプと呼ばれるものはアサ科アサ属の植物です。

だからこれが本来の麻ですが消費者庁の規定では「麻」に入りません。


ヘンプと称されるものは、大麻から取れた繊維を使っています。

これが原因なんでしょうね。


だから本来の麻であっても「麻」ではなく、指定外繊維(ヘンプ)なんですね。


昔から自生しているようなもので、だから生えていたら駆除しなければならない面倒臭さがあります。

一般によく使われた繊維原料であり、神道との関係も深いものです。





津軽の模様、津軽こぎん刺し

ハマる人も結構いますね。

青森なので麻の衣類だと外の作業は寒かった筈。



そこで江戸時代、刺し子が発達しました。

強度を高めるためと保温効果。

ここから美が生まれました!



ジーンズが明治時代のカリフォルニアのゴールドラッシュから

鉱夫向けの丈夫なズボンなので実用色が強いものです。



こぎん刺しとジーンズ、全然関係なさそうに見えて意外ですね~





大麻といえば安倍首相の奥さんが外交的な人で大麻栽培推進か何かの写真が出ていました。

昔からあるエコな植物をもっと利用しようということでしょうか。

後、医療用にも使うという流れもあるようです。



それから首相経験者の麻生さん。

名前からすると大麻が生える土地から麻生という苗字になったんでしょうか?





論語』にも麻に関する部分があります。

郷党第十の布は麻布と訳されています。

子罕第九では「麻冕(まべん)は礼なり」と麻の冠を被るのが礼儀だと言っています。

また、「敝れたる縕袍を衣」の縕袍は綿入れの衣服で、現代では肌に気持ちいいコットン素材という感じですが、津軽こぎん刺しと同じで綿入れは温かさをキープするためのものとして綿が使われたのでしょうか。





そんなヘンプ(大麻)も戦後の占領軍により禁止となりました。

大麻取締法」ですね。



大麻は石油化学産業や医薬産業にとって邪魔な存在だったからという説があります。

自然のものより化学を優先したいという利益構造があったためと言われています。

もしかしたら神道禁止令も関係してくるのかもしれませんが。




ということで、「麻」と表示されるのはリネンとラミー、事情により本来の麻である大麻は指定外繊維となりヘンプという表現となっています。

麻、リネン、ラミー、ヘンプの違い、以上です。


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